さみしい
最近、私の恋人をテレビで見ない日はない。
この部屋で顔を合わせる時間よりも、テレビで見る時間の方が長いかもしれない。
どんどん遠くに行ってしまうように感じる。
今夜もまだ帰らない。
さみしい。
負担になりそうだから独り言として吐き出す。
真夜中の3時頃にドアが開く音が聞こえた。
定位置にカバンとメガネを置く音。
手洗いが終わったら、いつもまず寝室を覗いてくる。
私が寝ているのを確認してからシャワーを浴びる。いつもは。
でも今夜は寂しさが募り、思わず彼の手を取ってしまった。
「あれ?起こしちゃった?」
それには答えずに彼に抱きついてしまった。とにかく恋しくて。
「なーに、寝ぼけてるの?」
そんなわけないじゃない!私は寂しくて寂しくて仕方なかったの!
と思って顔を上げたら、彼は私に深いキスをくれた。
あぁ、体が溶けてゆく・・・
「シャワーまだだけど、抱いていい?ガマンできねーわ」
横顔
隣の部屋からはカタカタとPCのキーボードを打つ音が聞こえる。何かに集中しているその横顔を眺めるのが好き。なんてキレイなんだろうと思う。
ふと彼が顔を上げ、こちらを向いて笑顔を見せる。
「ゴメン、もうすぐ終わるから」
いいの。私はあなたを見ているのが好きなの。見ているだけでも満たされてしまう。でもこれは彼には言わない。
しばらくして、彼がこちらにやってきて隣に座る。
「終わった~これでしばらくゆっくりできる~」
そう言いながら、彼の手が私のTシャツの中にするりと入ってくる。
「ね、セックスしよ。」
え?まだ夕方だし・・・
「時間なんて関係なくね?オレは今すぐしたい。」
ラジオ終わり
今夜はホシノゲェェェンのオールナイトニッポン!
ラジオの仕事は大好きだ。リスナーとのやり取りも面白い。
あっという間に2時間が経ってしまう。
ラジオが終わって帰宅し、寝る頃にはもう明け方になってる。
ベッドに潜り込んで彼女のおっぱい揉みながら、ただいま~と帰宅を告げる。
「・・・おかえり・・・」
ラジオ聞いてくれてたかい?
「聞きながら寝ちゃったみたいだけど・・・ドリンクタイムがいつもよりエロかったよ」
そうなんだよ~昨日のセックスを思い出しながらやったからね!
「エロ過ぎるよ源さん・・・」
また眠りに落ちそうな彼女の体を撫でながら言う。
今から続きをしませんか?
不貞寝する
せっかくお正月休み10連休もらったのに、オレとしたことが風邪を引いてしまった・・・。
彼女と温泉に行こうか、実家に連れて行こうか、家でイチャイチャゴロゴロしようか、、、
全て計画が丸つぶれになってしまった。
彼女も楽しみにしていただろう。ずっと看病をさせていて申し訳ない。
「いいよ~気にしないで。昨年は忙し過ぎたもんね、ゆっくり休んでね」
優しい彼女の言葉に癒されながら眠りに落ちる・・・
ん?
なんだコレ?
何だか変な気に・・・
ええー?
ちょ、ちょっと待ったーッ!
カノジョさん、オレの股間を弄んでるーーーッ!
「あ、起きちゃった?」
起きちゃったじゃないでしょーに!
風邪引いてるからエロは封印してたのに!ガマンしてるのに!
あああ、もうガマンできないよ・・・
起き上がって彼女にチューをしようとしたら、
「風邪うつるからダメぇ~」
ヒドイ、酷すぎる、こんなことって・・・
このポッポした体、どうすりゃいいのさーーーーー