横顔

隣の部屋からはカタカタとPCのキーボードを打つ音が聞こえる。何かに集中しているその横顔を眺めるのが好き。なんてキレイなんだろうと思う。

 

 

ふと彼が顔を上げ、こちらを向いて笑顔を見せる。

「ゴメン、もうすぐ終わるから」

 

 

 

いいの。私はあなたを見ているのが好きなの。見ているだけでも満たされてしまう。でもこれは彼には言わない。

 

 

しばらくして、彼がこちらにやってきて隣に座る。

「終わった~これでしばらくゆっくりできる~」

 

そう言いながら、彼の手が私のTシャツの中にするりと入ってくる。

「ね、セックスしよ。」

 

え?まだ夕方だし・・・

 

 

「時間なんて関係なくね?オレは今すぐしたい。」