鍵
今夜は彼女とデートの予定だったんだけど、まだ仕事が終わらないほしのげんです。
ふと時計を見たら待ち合わせ時間過ぎてた、マズい!急いで電話しなきゃ!!
もしもし?オレだけど。ゴメン、まだ仕事終わりそうにない。
「お仕事お疲れさま。じゃあまた今度にしようかな」
ねぇ、今どこにいる?待ち合わせしたとこ?今から行くから待ってて?
「分かった。でも大丈夫なの?」
走って待ち合わせ場所に行ってみると、彼女は笑顔で出迎えてくれた。
待たせちゃってホントごめん。これ俺の部屋の鍵。部屋で待ってて?
「え?いいの?」
うん、待ってて欲しいんです。
周囲に人がいないのを確認して、彼女を抱き寄せてキスをした。
続きは後でね。じゃ、仕事終わらせてくるから。
と言ったものの、キスしたせいで軽くムラムラしてしまった。
早く帰ってイチャイチャしたいぜ!
朝から
「うわ~ 源さんクニャクニャだねぇ」
彼女の声で目が覚めた。
「・・・クニャクニャって何のこと?」
「朝って勃つんじゃないの?」
よく見ると、彼女がオレのパンツを下ろして、
アレで遊んでいるではないか!
「ちょっとやめて?おもちゃじゃないし!」
「だって・・・源さんなかなか起きてくれないから」
だからってね、起こし方はほかにもあるでしょーが!
朝からしたくなるでしょーが!
でもね皆さん、毎朝クニャクニャなわけではないですよ。念のため言っておきますからね。
「この責任とってもらおうか?」
もちろんこの流れのままセックスさせていただきました。
朝からすると、気だるい感じがして悪くないよね。
告白 2
オレが好きなのは、おまえなんだけど。
思わず言ってしまった。今日告白するなんて思ってなかったし、いざとなったらカッコよく告白しようと思ってたのに。。彼女の顔を見ることができない。困った顔をしてたらどうしよう。。
この気まずい沈黙を破りたい。。
「私も・・私も源くんのことが好き」
へ?
え?いつから?
「ずっと前から。源くん人気者だし、他に好きな子いるだろうなって思ってたから言えなかったの」
なんだなんだ、オレたちずっと両想いだったのか!
嬉しくなって、思わず彼女を抱きしめてしまった。
「え?いきなり?」
ごめん、つい・・。嬉しくって!!
友達の部屋まで手をつないで帰り、何事もなかったかのように隣に座ってまた飲み始めた。
さっきまでと違うのは、みんなから見えないように、オレの手と彼女の手の小指同士を絡めていることだ。恋人になったしね!
告白 1
今夜は友達の家で飲み会でして。
その中に気になるというか、好きな女子がいるんです。
仲はいいけど完全に友達扱いされてて、飲めないオレはいつも介抱役。
それも嬉しいんだけどさ、特別な関係に・・とりあえずもう一歩親しくなりたいと思ってる。
彼女は色白で、飲むと頬がほんのり赤くなって更に可愛くなる。
そんな様子を見てるのが好きだし、彼女の話を聞くことも好きだ。
笑顔もとても可愛い、何をしてても可愛い。
そう、とにかく大好きなんです。。
今日は飲むペース早いんじゃない?
「今日は源くんいるから大丈夫!」
大丈夫って言われてもねぇ・・・。そのうち襲いますよぉ?いいんですかっ?
「あれ、お酒足りないね? 源くん、一緒に買出し行こ!」
彼女に連れられて一緒に部屋を出る。
完全に安全牌だと思われてるよなぁオレ。。
「外の空気気持ちいいね~」
2人で並んで歩くとデートしてるみたいでドキドキする。あぁ、手をつなぎたい!
コンビニからの帰り道、たわいもない会話の後に彼女が言った。
「源くんはさ、好きな子いるの?」
こんなこと聞かれると思わなくてドキッとした。
「いるよ」
それはあなたです。
「そっか~。 きっとその子も源くんのこと好きだと思うな」
どうして?
「だって優しいもん。源くんはみんなに好かれてるよ。私も源くんのこと好きだし」
え? いま好きって言った?
これって友達として好きってこと?それとも男として?
ここでまさかの告白のチャンス到来か?
「オレが好きなのはー」
終わったら、
はぁ、、もうすぐおんなのこの日が始まる・・・。憂鬱です。
最近PMSの症状が重くて辛いんです。女子のみなさんなら分かってくれるよね?
だから今日からしばらく彼の部屋に泊まるのは止めようかと思ってます。
彼女からLINEが入って、しばらく会えないらしい。
夜中帰宅したときに、彼女の寝顔を見るのが楽しみだったんだけど、まぁ仕方ない。
それにしても、真っ暗な部屋に帰るのは寂しいもんですね。
人の温もりが感じられない、真っ暗で静まり返った部屋。
彼女が来なくなってそろそろ一週間。。。電話してみようか。
「もしもし、オレだけど。次いつウチに来れる?」
「源さんお疲れさま。いまおんなのこの日だから会いに行けない。終わったら行くね」
「え?なんで?今までそうでも来てたじゃん?」
「うーん、最近体だるくてね。終わるまで会いたくないの」
「じゃあさ、顔見たらすぐ帰るから今から行ってもいい?」
「えー・・・」
彼女の返事を待つ前に電話を切って、すぐに部屋に向かった。
「来てくれてありがとう。でも明日も仕事なんでしょう?」
「仕事だけど、ずっと会ってなかったから・・・」
彼女を抱き寄せてキスをする。たった一週間会ってなかっただけなのに、この匂いにゾクゾクする。
「ん・・・もうやめて。」
「どうしたの?」
「これ以上するとツラくなるから・・・」
「どういうこと?」
「おんなのこの日だから・・・。これ以上イチャイチャするとしたくなっちゃう、、、でもできないからツラいの」
恥じらいながらそう言う彼女はヤバイくらい可愛くて愛おしくて!!
彼女の体調が戻ったら、思う存分セックスしようと思います!!
朝まで
久しぶりに 彼と仕事終わりに待ち合わせてデートをした。疲れているはずなのにそれを感じさせず、とても楽しくて時間を忘れて話し込んでしまった。時より私を見つめる視線が優しくて、会えなくて寂しかった時間を埋めてくれた。ふと時計を見るともう24時近い。
明日も朝早いんだよね?そろそろ帰ろうか?
「うん・・・。ゆっくり出来なくてごめん」
時間差でお店を出て、周囲を確認してから手をつないで歩く。
「今度の休みはまたちょっと先になるけど、1日取れるように調整するから」
私が寂しい想いをしているのを十分分かってくれてる。不安にならないよう、気遣ってくれることが嬉しい。
「まだ一緒にいたいなぁー」
会話の途中で彼がつぶやいた。
私もまだ一緒にいたい。でも多忙な彼にはゆっくり休んでもらいたいから、笑ってスルーするしかなかった。
広い通りに出てタクシーを拾おうと手をあげた時、彼に腕をつかまれる。
「ねぇ、さっき言ったの本気だよ。帰したくない」
さっきまで笑顔だった彼は、まじめな顔で言った。
「朝まで一緒にいたい。オレの部屋にいこ?」
いつになく真面目な表情で言うから、ドキドキして顔が赤くなっていくのが自分でも分かる。こんな彼の表情見るの初めてかもしれない。
「顔、赤くなってるよ。可愛過ぎるでしょ」
彼のマンションに着いてエレベーターに乗った瞬間、後ろから抱きしめられる。
ちょ、ちょっと待って。。
「もうガマンの限界。ずっと会いたかったし、抱きたかった」
私も寂しかった、と言う前に唇を塞がれた。
「もうメチャクチャセックスしたい。朝までいいよね?」
言葉が欲しい
彼は人気ミュージシャンなんだけど、私の前では普通の恋人。
時間が合えば一緒にご飯を食べて、共に夜を過ごす。
なんの不満もないけれど、最近存在が遠く感じることがある。
付き合いが長いせいか、特にお互いの気持ちを伝え合うこともしなくなってるのがいけないのかな?
ねぇ、源さん。
部屋でゲームに夢中になっている彼に呼びかける。
「なーに?」
私のこと好き?
「なんだよ急に」
私は源さんのこと大好きだよ。
「ハハハ、どしたの?」
言いたくなったから言っただけ。
源さんからは言ってくれないの?
「軽々しく言いたくないんだよね~」
彼はまだゲームを続けながら言う。
私が返事をしないでいると、ここはじめて彼がこちらに顔を向ける。
「なになに?どうしたの?」
たまには、ちゃんとした言葉が欲しいなぁって思ったの。
「仕方ないなぁ~・・・毎日好きだよ、大好きだよ。愛おしいと思ってます」
ホント?
「ハハハハハ!何度も言わせるなよ、照れるジャン」
思わず彼の背中に抱きついてしまった。
「ちょ、ちょっと待って!これいまいいとこだから。これクリアしたら構ってあげるから待ってて」