告白 2

オレが好きなのは、おまえなんだけど。

 

 

 

 

 

思わず言ってしまった。今日告白するなんて思ってなかったし、いざとなったらカッコよく告白しようと思ってたのに。。彼女の顔を見ることができない。困った顔をしてたらどうしよう。。

この気まずい沈黙を破りたい。。

 

 

 

 

「私も・・私も源くんのことが好き」

 

 

 

へ?

 

 

 

 え?いつから?

 

 

 

 

「ずっと前から。源くん人気者だし、他に好きな子いるだろうなって思ってたから言えなかったの」

 

 

 

 

 

なんだなんだ、オレたちずっと両想いだったのか!

嬉しくなって、思わず彼女を抱きしめてしまった。

 

 

 

 

「え?いきなり?」

 

 

 

 

ごめん、つい・・。嬉しくって!!

 

 

 

 

友達の部屋まで手をつないで帰り、何事もなかったかのように隣に座ってまた飲み始めた。

さっきまでと違うのは、みんなから見えないように、オレの手と彼女の手の小指同士を絡めていることだ。恋人になったしね!